エルサレムの話その1

クリスマスの頃になるといつも思い出す、エルサレム。親友ファミリーが赴任していたので、娘たちを連れて遊びに行かせてもらったのです(夫は日本)。

これはOld cityと呼ばれるエルサレムの旧市街。見てのとおり、完全にドラクエの世界なんだよね。城壁に囲まれた都市。

おまけにこの城壁の上を歩くこともできる。Ramperts walkと言います。

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エルサレム旧市街は城壁に囲まれた街なので、7つある門からしか出入りすることができません。門は元々8つだけど、内1つは塞がれている。それが岩のドームの真裏の黄金門。イエス・キリストが磔の直前にエルサレムに入場したのはこの門から。だけど、ムスリムによって塞がれたのだと聞きました。

旧市街の中は、このように4つの地区に分かれています。キリスト教徒地区、ムスリム地区、ユダヤ人地区、そして理由は知らないけど、アルメニア人地区。街で見かける黒い帽子に黒い服、長いもみあげが特徴的な男性たちは、厳格に戒律を守って生きるユダヤ超正統派の人々です。

 

Jaffa/ヤッファ門は城壁歩きや、この近くにあるとてもお洒落なショッピングモール、マミラ・モールへ行くにも便利な門です。新門からすぐのところには、ノートルダム・センターというキリスト教徒向けのホテルがあります。

ドロローサの道を1番めから歩くなら、ライオン門から入ると一番近いです。ライオン門の周辺にはゲッセマネと、マリア様のお墓、それから万国民のための教会があります。万国民の教会の別名は苦悶の教会、The Church of the agonyで、英語だとこの通り名の方が通じやすいかも。ドロローサの道の終点が聖墳墓教会です。AD20年前後にはゴルゴダの丘だったところ。因みに、ジーザスが生まれた時のローマ皇帝はあのアウグストゥスだけど、磔になった時の皇帝はティベリウス

友人もクリスチャンなので、私たちは子どもを連れてドロローサの道を歩きました。3番目で、ジーザスは転んだって聖書には書かれてる。暑くてしんどくて、私もここで転んじゃったのですが、いろいろな国から来た観光客や巡礼の人たちが助け起こしてくれました。ザクロのジュースが本当においしくて、渇いた体にしみました。

聖墳墓教会が近くなると、聖墳墓教会の守護をするフランチェスコ会の修道士が目につきます。黒い修道服に、腰に巻いた縄、そこには3つの結び目があるのが特徴です。

お墓には吊るされた飾りランプがたくさんあります。